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仙人も酔ってしまうほど美しい無人島での気づき

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広島県の福山市、鞆の浦にある無人島「仙酔島」。

神々が鎮座すると言われる不思議な島で、5つの色をもつ五色岩や人生感が変わる宿、日本の夕陽百選の夕焼けと朝日、島江戸時代のお風呂を再現した江戸風呂など、様々な体験ができる島。

そこで得たもので、特に強く感じた3つがこちら。

  • 和食とデトックスをベースにした日本独自の健康文化
  • 礼儀礼節の文化
  • 1日・1月・1年の流れを意識

和食とデトックスをベースにした日本独自の健康文化

日本のデトックス文化

仙酔島の名物「江戸風呂」は、松の薪を焚きあげた余熱を使ってはいるよもぎ・びわ・海藻の3つの洞窟風呂と、羊水を再現した胎内風呂、季節の薬草がはいった薬湯風呂、世界一エネルギーの高いパワースポット大露天風呂(瀬戸内海)がセットになっていて、最低90分は入ることが推奨されているお風呂です。

じっくりと蒸し風呂にはいって体内の毒素を汗と一緒にだし、デトックスする。これが最高でした。

http://www.sensuijima.jp/senweb/e/index.html

海外ではシャワーが主流で、日本のように浴槽に湯を張って入浴するという習慣がない。水は貴重な資源で、日本は特に水が豊富だからという理由や、水質の問題、源泉数の多さなども影響。

日本のお風呂文化の始まりは6世紀ごろで、火山によって湧き出た天然温泉や洞窟を利用した石風呂に入り、体を清潔に保っていたそう。その後、「体を洗って清めれば病を防ぎ、さまざまな幸福を得られる」という仏教の教えから広まっていき、「浴堂」という入浴を行うための施設が寺院に設置され、入浴して体を清める習慣が身についていきました。

実は日本は世界屈指の“温泉大国”で、温泉地数・源泉総数が世界一。源泉総数が約2万8,000あり、温泉地は3,133ヵ所あります。ちなみに、温泉地2位の中国で約3,000。

ヨーロッパでは「温泉入浴=医療」として入ることが多く、日本でも昔は病を治すことを目的とした「湯治」として温泉を利用していました。日本が長寿大国である理由の1つとも言われています。

でも、日本がこれだけ温泉に恵まれていることは、日本ではあまり知られていない。最近ではサウナが注目を浴びていて、デトックス・心の安定・体の調子を整えるなど、温泉やサウナには様々な効能がある素晴らしい文化。

日本の食文化

まずは現状から。日本は添加物大国で、諸説ありますが、ヨーロッパの3倍近い添加物が使用されていると言われています。その影響か、先進国でガンが増えているのは日本だけ。認知症になる人の数も年々増えていて、長寿=健康ではない。

ただ、日本の「和食」は素晴らしい文化。そして、数年前から注目を浴びている地中海食。

地中海食の特徴は、果物や野菜を豊富に食べること、乳製品や肉よりも魚を多く使うこと。油はオリーブオイルで、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物食品が多く、食事と一緒に適量の赤ワインを飲む。

地中海食は、健康的な食事と言われていて、ハーバード大学の研究でも、地中海食が寿命を伸ばす効果があることを示唆しています。心疾患や肥満、そして糖尿病などの生活習慣病のリスクを低下させ、認知症のリスクも低下させると言われています。

そんな素晴らしい地中海食と同じくらい素晴らしいのが、2013年に無形文化遺産に登録された「和食」。発酵食品が多く、野菜、魚、大豆食品など栄養バランスにも優れています。和食も健康的な食事ですが、まだ世界にはそこまで浸透していない。それどころか日本でも和食より洋食化が進んでいます。

この「温泉」「和食」の文化は、世界に誇れるもので、今後より注目を浴びる可能性がある。何よりどちらも人が健康になることに繋がる大切なもので、だからこそ、この文化を日本や世界にも広めていくことには大きな価値がある。

礼儀礼節の文化

宿で過ごした中で得たもう1つの貴重な体験が、「茶道」でした。

茶室で茶菓子とお茶をいただくだけなのですが、茶室にはいるところから歩き方、扉の開け方、床の間の飾り、茶器の扱い方、食べ方飲み方など、本当に様々な作法があります。

そして、その作法はとても奥深く、作法を知ることは「礼」を知ることに繋がります。礼を知ることは、己を磨くことであり、人との付き合い方や見られ方も変わります。物の価値を見極める目やセンスも磨かれます。

茶道にはたくさんのことが詰まっており、様々なことを学べる奥深い世界で、この茶道もまた日本の誇る文化だということを強く感じた体験でした。ちなみに、その後海の見える屋上スペースで瞑想もしました。瞑想の方法も教わり有意義な時間となりました。

1日・1月・1年の流れを意識

泊まった宿で、15業種を展開するグループ会社の経営者とお話しする機会がありました。

そこで教わったことは2つで

  • 1日(体)、1月(月)、1年(季節)の流れを意識すること
  • マグネットが強力であれば遠くても人は来るということ(敷居は低く:安くという意味ではない)

月を知ると満月と新月で過ごし方が変わることがわかる。季節を理解すると、時期によって提案するものも変わる。そして作られた今の新暦だけではなく、本来の旧暦を知ることも大切。たとえば、旧暦の正月に会社の特性、人の個性を理解して翌年の会社の計画を立てる社員旅行をするとか。

日本だけではなく、海外の事例や食の最先端の国から学べることは多いので、海外に目を向けた視点を養っていこうと思います。

健康だからこそ、友人と遊んで楽しい時間を過ごすことができ、飲み会で大騒ぎすることができ、パートナーと愛し合うことができ、子どもを遊びに連れて行って笑顔にすることができ、親友とくだらないことで爆笑することができ、趣味に没頭して満足感を感じることができ、仕事でお客さんから感謝されることができ、社会に貢献することができ、旅行して素晴らしい景色や料理に感動することもできる。

人生を楽しむための質の高い土台を作ることを、広めていきたいですね。